―文明の頂点が過ぎ去り、
かつての光り輝く世界が忘れ去られた時代。

古代文明が滅亡し、600年あまりが過ぎた。

「科学」と「物質文明」が非常に発展した世界であったが、精神と意思、そして感情に関わる部分は打ち捨てられていた。

故に精神的な側面の発展はとぼしく、感情と精神の力は表に出ることが出来ないまま「内側」に留まり淀みを作った。

時折、そこから溢れた力が気候に影響を及ぼすなど、少しずつ現れはしたが正常に昇華されることなく蓄積し続けた。

そしてある日、感情の淀みと精神的な力が爆発し、世界は一転する。

皮肉にも、発展した物質文明により蓄積していた感情の威力は甚大で、被害は拡大の一途を辿るばかりだった。

暴走した感情と意思はあらゆる物に影響を及ぼし、多くの「モノ」が意思を持って移動し始めた。

そして空想の世界のモノが、突然に姿をを現し、全てが混沌と化した。

目覚めてみたら、夢に出てきたブタが宙に浮かんでいる。

人々の癇癪を全身で受けてきた自販機は人間を攻撃する。

おとぎ話の世界のドラゴンが、不意に目の前を飛び去り。

暴走族のバイクがひとりでに、走り回りながら歌いだす。

まさに、「混乱」と「混沌」の世界だった。

想像してきたあらゆるモノが現実世界に飛び出し、天と地が一転する。

そして大陸が自ずと割れるなどの「大混乱」が訪れた後、間もなくしてほとんどの文明は失われた。

古代文明の滅亡より100年ほどは、このような混乱が続いたという。

それから更に500年の時が流れ、ようやく人々が住めるほどの環境になってきた。

滅亡以降、物質文明と精神文明は、均衡的に発展し始める。

こうして滅亡から600年あまりが過ぎた現在、最も安定化された大陸「アルデン」には5つの国家が存在している。

ほとんどの領地はこの5大国家に所属し、―「領主」は自分の領土を発展させている。

バラバラになった大陸と、深淵に消えた伝説の数々。

それら全てが―あなたを待っています。

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